研究会の目的

スーパー連携大学院では、学生の研究指導は共同研究参画の中で実施します(参考:共同研究、研究指導方法)。そのためには、学生が参画可能な、魅力ある共同研究を準備する必要があり、共同研究のもととなる技術テーマを生み出すものとして研究会を設置しています。

研究会は、夢のある将来構想、先進的な技術テーマ、社会ニーズに応える課題などについて、具体的な研究プロジェクト化を目指して大学・企業等から集まった人々が検討を行う場です。スーパー連携大学院コンソーシアムでは、コーディネーターが研究会活動を担当しており、企画・立案、活動への参加を行っています。

●研究会設置要項

 

国際海洋都市研究会

【概要】

国際海洋都市研究会は、清水建設株式会社の大規模プロジェクトである「グリーンフロート構想」「オーシャンスパイラル構想」の実現に向けた研究組織の立ち上げを目標として、グリーンフロート構想研究会の活動を引き継ぐ形で2015年12月に発足した研究会です。 ※2017年3月に終了いたしました。

 

【グリーンフロートについて】

グリーンフロート構想は太平洋上に直径3000m、高さ1000mの人工都市を構築しようという、清水建設株式会社の若いエンジニアたちが中心となって議論を重ねて作り上げた夢の都市構想です。

グリーンフロートはサスティナブルなグリーン環境を保つ「植物質な都市」であり、従来の対処療法的な環境対策とは逆方向の考え方として世界に発信しています。グリーンフロートのロケーションは赤道直下の太平洋、直径3,000mの浮島です。浮島の周囲は海洋利用域、表面は農園や森林、中央には高さ1,000mの塔が立ち、上部は居住区とビジネス区で構成される空中都市、塔部は植物工場区で構成され、それぞれが「植物質な技術」で構成されています。

グリーンフロート構想研究会では、グリーンフロート構想を実現するために、いろいろな切り口から必要な要素技術の検討や技術課題の研究を行い、新しい技術創りをして、2025年にグリーンフロートの着工を目指します。

清水建設(株)・グリーンフロート特設ページ

 

 

【オーシャンスパイラルについて】

オーシャンスパイラルは、宇宙船のように深海に浮かぶ直径500mの球体型で陸上よりも快適で安全な都市「BLUE GARDEN」、海中に位置して深海だからこそ求められる電気・食糧・交通等の機能を集約した「INFRA SPIRAL」、海底に建設され資源や二酸化炭素に関する将来の深海先端産業が活躍する場である「EARTH FACTORY」からなる深海未来都市構想です。

地球表面の約70%は海であり、その約80%は深海です。深海は、地球生命圏を正しく循環させる大きなポテンシャルを持っています。しかし、私たちはそのポテンシャルをまだ活かしきっていません。大気・海面・深海・海底を、垂直に統合することにより、深海の無限の可能性を活かせると考えました。地球最後のフロンティアである深海との新しい繋がりを、今こそ持つべきです。

深海の本格的な利用により、かつての陸上型の効率至上主義開発とは一線を画し、地球における「人類社会の持続性」の飛躍的向上をめざします。

清水建設(株)・オーシャンスパイラル特設ページ

 

【個別活動の研究会・研究フォーラム等】
 名称  検討項目  委員長

海洋環境研究フォーラム

海洋環境影響評価および修復、海洋CO2隔離、海洋肥沃化、サンゴ礁生態系、藻場/干潟生態系、浮遊藻類生態系、水産増養殖技術、海洋バイオマス利用技術 等

(独)産業総合研究所 海洋環境評価研究グループ
          グループ長 鈴村昌弘 氏

赤道直下のグリーンフロートにおける砂耕稲作研究

GFの食糧自給計画、熱帯海洋気候、省資源・省力的イネ生産技術、環境条件でのイネの生長反応、GFでのイネ砂耕栽培技術、GFでのイネ生産と生物多様性の短期・長期的視点からの相互関係

秋田県立大学大学院 生物資源科学研究科
              教授 森田弘彦 氏


 

森林100年計画

【概要】

日本の林業は、海外の安い材料に押され、また需要が減少していることから、衰退の一途をたどっています。しかし、この豊富な資源を活用することは、日本の将来にとって大変重要なことです。また、山林を活性化することは、CO2の低減や治山治水にも役立つなど、地球環境問題への対応にも繋がります。本研究では、新たな森林需要創出技術を開発し、100年、200年に亘って森林を活性化していく壮大な構想を描いています。
具体的には、

①森林を活性化するために行われる間伐から出てくる間伐材を有効利用し、バイオエタノールや生分解性プラスチックなどの材料を開発するバイオリファイナリー、
②建築材としての木材の需要を拡大するために、杉や竹材を中心とした新たな建材や木造建築技術の開発

に関する研究を行います。

【必要な技術分野と課題】

バイオリファイナリーに関しては、構成要素であるセルロース・ヘミセルロースからリグニンを分離するための原料微粉末化技術、バイオエタノールやバイオプラスチックなどの材料を作るためのプロセス技術、間伐材を収集するための集材技術、山林に関する地図情報を活用した集材の最適化研究、集材から材料開発までトータルで考える林業産業化のためのビジネスモデル研究、などがあります。
一方、建築技術に関しては、未利用原料からの建材化技術、木材利用比率を上げるための木造建築技術、などがあります。

秋田県立大学バイオファイナリー研究グループ(外部サイト)

上記のプロジェクトから、個々の技術課題を解決する研究会が立ち上がる予定です。

研究会に関するお問い合わせ

研究会に関するお問い合わせは、下記へご連絡をお願い致します。

スーパー連携大学院コンソーシアム事務局
Tel:042-443-5939 jimusuper-daigakuin.jp

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