参加大学 富山大学

※所属・役職はAgora4号掲載時のもの
富山大学 西頭 コ三学長 「地域企業との連携強化に繋げたい」


富山大学長 西頭 コ三氏
 富山大学は、10部局を擁する県内唯一の総合大学として地域からの期待も大きく、そのスケールメリットを活かした地域連携を本学の理念としております。本地域は、アルミ加工、機械・部品、医薬製剤を中心とする製造業の一大集積地です。本学は地域の中心的教育・研究機関として地域企業との強固な連携関係の下その発展と共に歩んできました。しかし、地域経済界からは本学が地域企業と向き合わなくなりつつあるとの指摘も受けています。大学は博士課程の拡充等で研究の活性化を図ってきましたが、アカデミア志向が強まり、地域企業と大学の研究内容の間にギャップが拡大し、企業を知らない教員が増加した結果と思われます。産学連携プロジェクト研究を通じてノンアカデミア、イノベーション人材育成を目指すスーパー連携大学院構想は、地域企業との連携強化に繋がるものとして期待しており、各大学や地域の特性を活かす内容となることを願っております。
富山大学 地域連携推進機構 副機構長/協議会委員 升方 勝己 「大学と産業界が一致協力して推進すべきテーマ」


富山大学 地域連携推進機構 副機構長/協議会委員 升方 勝己氏
 大学院重点化が進められ、博士課程学生が各大学の研究の担い手として研究の活性化に大きな役割を果たしてきた一方、職を得ることの出来ない課程修了者の増加が社会問題となっている。スーパー連携大学院構想は、企業のイノベーションを担う博士人材の育成を目指していると理解している。そのためには、現状の博士課程修了者に企業での活躍の場が提供されない理由を精査する必要がある。その上で、企業で本当に必要とされる博士の人材像を示し、そこで要求される能力を修得するための実効性あるカリキュラムを構築すると共に、人材像に基づく博士審査を行う必要がある。一方、企業側にも育成した博士を受け入れる体制や意識の改革が望まれる。本構想の社会的認知度を高めることも必要であろう。大学院教育の大きな変革であり、多数大学と産業界が一致協力して推進すべきテーマである。最後に、参加大学の多様性を活かす構想となることを望みたい
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