参加大学 信州大学

※所属・役職はAgora4号掲載時のもの
信州大学長 小宮山 淳氏 「大学院のあり方一新に繋ぐ」


信州大学長 小宮山 淳氏
 大学院教育は国家の最先端を担う人材を育成するということで、教育面における国際競争力評価の指標として重要な意味を持っている。特に科学技術分野においては、人材の流動化、国際連携による研究の推進、産業のグローバル展開などに伴って、どのような視点で教育がデザインされているかが決定的に重要である。こうした中、我国の大学院教育、特に博士課程のあり方、博士号のあり方が、問われるようになって既に久しい。
 本スーパー連携大学院構想は、そうした長年の課題に正面から連携して取組む我国で最初のプロジェクトであり、必ず成果を残さなければならない。特に、全国に広がる多数の大学を連携させながら一つの機構として機能させることは質保証の面からも重要であり、信州大学大学院の工学系分野が協力校として参画していることの意味もそこにある。本プロジェクトの成果が全国の大学院のあり方を一新することにつながることを強く祈念するものである。
信州大学 繊維学部 学部長補佐/WG1・WG2委員 平林 公男氏 「夢を抱いて修了できる人材育成の場を」


信州大学 繊維学部 学部長補佐/WG1・WG2委員 平林 公男氏
 先頃参加した人材育成のシンポジュウムでは「企業人としての人材要件」は、「パーソナリティー」「対人スキル」「思考スキル」「専門スキル」であると報告が成されていた。特にアカデミア指向の高い学生の多い日本の大学院博士課程では「対人スキル(コミュニケーション、リーダーシップ、メンバーシップ)」について一定のトレーニングが必要であろうとの話題も提供された。「自己を認識し、他人を理解し、折衝・合意形成能力があり、確かな文書力を身につけている。一方、チーム全体の活性化をはかり、部下を育成し、メンバーシップ、上司とのコミュニケーションがスムーズに行える」そんな理想的な対人関係が築ける人は、アカデミアにも必要である、との意見も出された。優れた資質を持つ学生に「高い倫理観(環境安全マインドや技術倫理)」と「強い継続・完遂への意志(責任感、持続力、一貫性)」に目覚めさせ、「勇気」と「自信」をもって、「輝かしい未来が約束される」そんな夢を抱いて修了できるような人材育成の場が必要である。私はその意味でスーパー連携大学院に期待するところが大きい。
ページトップへ