参加大学 長岡技術科学大学

※所属・役職はAgora2号掲載時のもの
長岡技術科学大学 小島陽学長 「産業界との積極的な連携を」


長岡技術科学大学長 小島陽氏
 文部科学省の近年の大学院重点化政策により、博士後期課程の定員が大幅に拡大し、アカデミアにしか興味を持たないポスドク人材が大量に国内外に溢れている反面、視野や価値観が狭く柔軟性に欠け、専門知識や経験も偏っているとの批判的見方を持つ産業界からは敬遠されてきた。そこで、この矛盾を解決し、博士人材がイノーベイションを担う有用な人材として広く産業界に受け入れられ、経歴に値する重要な活躍をするためには、アカデミア以外の分野で即戦力になれる優れた人材の育成が、大学等の教育研究機関の重要な急務になっている。そのためには、産業界からの実質的で積極的な連携と相互協力が必須であると共に、育成する人材像を明確にし、複眼的で実践的なカリキュラム開発や長期インターンシップの実施などにより、専門領域での十分なトレーニングと共に、広い学術技術分野での豊富な知識を体得させる事が不可欠である。今回、スーパー連携大学院プログラムが文部科学省に採択された事は、これらの博士人材の現状の深刻な問題点の解決に役立つ事と大いに期待している。幸い、弊学は創立以来30余年の間、「創造的で実践的な指導的研究者・技術者の養成」を基本理念として、多くのイノーベイション人材を世に送り出して来た実績から、本プログラムの遂行に十分に実質的な貢献を出来るものと考えている。
長岡技術科学大学 理事・副学長/協議会・WG1委員 西口郁三氏 「具体的な博士像と方策を」


長岡技術科学大学 理事・副学長/協議会・WG1委員員 西口郁三氏
 此度文部科学省の「戦略的大学連携プログラム」に採択された「スーパー連携大学院構想」が真に実り多く、かつ価値高い成果を得るためには、先ず関係者の間で、具体的な目標とする博士人材像について明確にし、その上でその養成の具体的な方策について共通認識を深めることが重要であると思われます。特に、その目的の達成には、大学だけの努力では最早限界があることが明白であり、産業界からの積極的で、実質的な協力が必要不可欠であります。具体的には、従来の大学での専門分野での深い知識や研究実績の他に、企業からの講師による産業技術、技術者倫理、技術開発の成功例や失敗例などに関する講義や実習、企業でのインターンシップなど、将来企業での指導的技術者として十分な活躍や貢献ができるための実践的実力、幅広く柔軟な発想や考え方を身につけさせる必要があると思われます。本学も今回のプログラムの遂行メンバーの一員として最大限の努力を尽くす所存です。

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